はじめまして。このたび、ブログを開設しました関東在住の弁理士です。
知的財産や特許のトピック、日常の業務、弁理士試験のことなど、つらつらと書いていくつもりです。
なお、ブログの内容はあくまで個人の見解であって、所属する特許事務所の公式な見解などではありませんので、ブログ初心者が書いた読み物としてご覧いただければと思います。
簡単に自己紹介をさせていただきます。
某大学理工学部卒業で、いわゆる氷河期世代、ロストジェネレーションに属する世代です。その名が示すように就職は大きな苦労を伴うものでしたが、某メーカーに就職し、その後設計・開発の仕事に従事してきました。
世の中の多くの弁理士さんもそうだと思いますが、一定期間この仕事をした後に特許業界に転身して今に至ります。
これまで、明細書を800~900件を作成し、中間処理も同じく800~900件を対応してきました。ざっくりとカウントした件数ですが、思い返せばよくこれだけやってきたなー、という心境です。
特許業界に転職して常々感じていますが、メーカー時代の経験と知識が今の仕事に100%活かされています。
仕事の性質上、クライアントは主にメーカーさんです。そうすると、メーカーさんの技術者の説明を理解する必要があります。専門用語が飛び交う中を対応しなければなりません。
そのときに、実際に様々な部品・機器に触れながら、汗を流しつつ考え抜いてプログラム等を作り上げてきた過去の設計・開発時代の経験が活きるんです。そんなメーカー時代の経験などもブログで書くこともあるかもしれません。
今の時代はAI、IoTを始めとするIT(今はICTと言うのでしょうか)の急成長期です。AIが技術を発明する、なんてことも散見されるようになりました。このようなIT急成長の最中、オープンイノベーションを錦の御旗に特許制度不要論を唱える論客が一部いるようですが、人間が発明行為をする限り、そのインセンティブを支えるのは間違いなく特許制度です。
特許というものが実はとても身近に存在するものでありながら、昨今においても「弁理士」という士業の認知度が低いのが、自分としては忸怩たる思いをしています。しかし、最近では「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」「それってパクリじゃないですか?」などドラマでも「知財」が扱われるようになってきて身近になってきているのは確かだと思います。
日本全国およそ250万人いると言われるエンジニアの力になるべく弁理士の仕事を全うしながら、思ったこと、意見すること、検討したみたこと等を書き留めていこうと思っていますが、全然ジャンルの異なる話をつぶやくこともあるかもしれません。よろしくお願いします。